物心ついた頃から、酷い手汗と足の汗に悩まされていました。
手掌多汗症と呼ばれる症状ですが、本人にしかわからない辛さと恥ずかしさがあります。
でも今は治った訳ではないけど、以前ほどコンプレックスには思わなくなって気にせずに毎日を過ごしています。
手掌多汗症、本人にしかわからない辛さ
手掌多汗症は簡単に言うと、手の平から汗が止まらないくらいかいてしまう状態が日常的に起こる症状です。
汗かいたって別に死にはしませんが、本人はそれが恥ずかしくてとてもコンプレックスになっている人もいます。
男女交互に並んで手を繋ぐみたいなことをする時は、プレッシャーもあり手汗ダラダラになってしまって隣りの女の子と手を繋いだ瞬間にげっ!って感じの反応をされた事が何度もありました。
対策として分度器を右手の下に敷いて濡れない様にしていましたが、少ししただけで分度器は憎たらしいくらいベッタベタになってしまいました。
大学生以降(現在も)、ジャズでコントラバス(ウッドベース)を趣味で弾いていますが、やはり弦の寿命に手汗は影響しているようです。
10年以上前に治療器「ドライオニック」を購入してみた
正確には覚えていませんが、当時ネットでいろいろ調べてイオントフォレーシス治療という方法があることを知りました。
アメリカで通販で売られている「ドライオニック」という器具を使って自宅で手軽に治療ができるようです。
当時の自分は、ebayや外国の通販サイトなどからも頻繁に個人輸入していたので、何のためらいもなくポチっとして確か1週間くらいでEMSで届きました。
国内でも並行輸入品が出回っていましたが、結構な価格だったと思います。
ちなみに自分で個人輸入すれば送料入れても2万円くらいだったと記憶しています。
医療器具というイメージからかなりかけ離れたチープ感漂う青いプラスチックでできた薄い箱型というかプール型の器具が2台1セットになっています。
「ドライオニック」で治療した結果
中に電池が入っていてフェルトを入れて水を溜めて、手のひらまたは足を漬けた状態で使用します。
感電という感じではないですが、地味にピリピリとします。中途半端にチクチク痛い感じで苦手な人は苦手かもしれません。
自分は結構気にならなかったので手の平と足の裏の治療を開始しました。
テレビ見ながら毎日何分だったか忘れましたが、数分レベルではなく数十分だった気がします。
3週間続けると効果があるらしく、その言葉を信じて毎日コツコツ続けてきました。
1週間程度では何も変化がなく、
2週間を過ぎたころから、いつもならかいているはずの汗が出ていないなと思う時がありました。
そして3週間程度経過、、、
確かに汗は出にくくなりました。
いつもベタベタな手の平が乾いているので、自分的にはかなり違和感があります。
個人的な感覚で表現すると、出なくなると言うよりも出にくくなったイメージです。
蛇口を少しキュッと締めたような、、、
でもしばらくすると効果が無くなってくるので、また治療再開します。
面倒だけど、必要ですね。
でも、自分の場合はこんな風に思いました。
「なんだこんな簡単に症状を和らげられることに長年悩んでいたのか、、」
「簡単に治る(正確には症状を和らげる)んだったら、どうでもいいや」
まあ、治療継続がめんどくさかったというのが大きいですが、簡単に解消できると知って自分の悩みではなくなってしまった感じです。
そしてその後は、汗をかいても別に気にしなくなり、多汗症に対して興味が無くなってしまいました。
自分がコンプレックスに思わなければ、こんなことに悩むこともなく今は何も気にしないで生活しています。
もちろん汗はかいていますよ。でも気持ち前ほどかかなくなってきた気がします。
精神的なものも大いに影響しているのだと思います。
だからどうでもいい存在にできれば楽になりますね。
数年後、使わなくなったドライオニックはネットオークションで高値で売れました。(笑)
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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